ジェニス・トルーティングさん、竹田アマニさん、ハズィク・ダルユシュさん、ジェネイ・プライスさんケビン・クペットさん、みんな真剣に考えています。 [ひとがら]

京都に住む米国人翻訳家ジェニス・トルーティングさんは「ブッシュの8年間は、イラク戦争の泥沼化や世界で貧富の差が激しくなるなど暗い時代だった。在日米国人にも『このまま政権が続いたら危ない』との危機感が広がり、政治に関心を持つ人が増えた」と語り、オバマ大統領については「少年時代にインドネシアに住むなど幅広い国の人と直接触れ合う環境で育った。世界の人々を心の底から対等に見ており、空爆などの非人道的な行為をやめてくれるはず」と期待を。

 京都大で日本語教育論を研究するエジプト人、竹田アマニさんは「米国はイスラム社会を理解せずにアフガニスタンに攻め込み、大量破壊兵器があるとうそをついてイラクに戦争を仕掛けた」とブッシュ政権を批判。 「アラブのテレビ局は24時間、パレスチナ自治区ガザの惨状を伝えている。米国はイスラエルとの友好のためにアラブ人を犠牲にしている。アラブ人は『米国はアラブに公平でない』と思っており、それだけに新大統領に注目している。アラブ人の目線で中東問題に取り組んでほしい」と。

 京都工芸繊維大で学ぶアフガニスタン人のハズィク・ダルユシュさんは「オバマ氏の演説から国際平和を願う思いを感じ、大統領になってほしかった」と話す。祖国では米軍主体の多国籍軍による空爆で多数の民間人が犠牲になり、米国嫌いが強まっているといい、「オバマ氏が主張するアフガニスタンの米兵増派より、現地の軍隊や警察を強化してほしい。余った資金を学校建設や井戸掘りに回してもらいたい」と注文を。

留学生のジェネイ・プライスさんは同じ黒人で初の大統領を歓迎して「他文化を受け入れられる寛容な国であることを世界に示してほしい。人種差別を少なくする政策にも期待している」と話し、同じくケビン・クペットさんは「イラク戦争などに浪費したお金を国内経済の立て直しに使い、社会保障の充実にも役立てて」と内政の充実を訴えました。

 


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