＜米アカデミー賞＞「おくりびと」「つみきのいえ」同時受賞 [アカデミー賞]
米映画界最大の祭典、第８１回アカデミー賞の発表・授賞式が行われ、滝田洋二郎（たきたようじろう）監督の「おくりびと」が外国語映画賞に選ばれました。日本作品が受賞したのは初めて。また、加藤久仁生（かとうくにお）監督の「つみきのいえ」が短編アニメーション賞に選ばれました。 日本作品のアカデミー賞受賞は2002年度に「千と千尋の神隠し」（宮崎駿みやざきはやお監督）が長編アニメーション賞を受賞して以来、６年ぶり「おくりびと」は、チェロ奏者から納棺師に転職した主人公が死者を装う仕事の中で家族のきずなを再確認していく物語です。毎日映画コンクール日本映画大賞やモントリオール世界映画祭グランプリを受賞するなど、国内外で高い評価を受けてきました外国語映画賞のプレゼンターが「Ｄｅｐａｒｔｕｒｅｓ」と「おくりびと」の英語タイトルを告げたのを受け、壇に上がった滝田監督は「これが私にとって新しい旅立ちになる」と語ったそうです。外国語映画賞が名誉賞の一部だった時代、日本映画は「羅生門」（黒澤明監督）、「地獄門」（衣笠貞之助監督）、「宮本武蔵」（稲垣浩監督）の３作品が同賞を獲得その後は2003年度まで１１回ノミネートされながら、いずれも受賞を逃していたんですね。「つみきのいえ」は水没していく家に住む１人暮らしの老人を描いた約１２分のアニメーション。フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリなどを受賞です。こちらもみてみたいですね。おめでとうございました。 |
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